田舎だから売れないは言い訳に過ぎない!?田舎の飲食店に集客するために必要な事とは?

WEBマーケティング

私自身がWEBマーケティング営業を続ける中で、1か月のうちに必ず数回は耳にするワードがあります。それが「田舎だから売れない」という言葉です。
しかし実際田舎のサービスを見渡すと十分に売り上げを確保している店も当然あります。歴史、知名度、資金力など売れている要素をあげればきりがないでしょうが、だからといって自分の店舗やサービスの売り上げが低い言い訳にはなりません。また田舎だから売れないと言いますが都会だったら売れるのかという疑問もわいてきます。この質問をすれば大抵の経営者も口を噤んでしまうのですが、、、

田舎であっても起業すると決めたのは経営者自身です。場所のせいにせずにしっかりと集客していくためにまずノウハウを知らなければなりません。今回は私がマーケティング営業をしてきた中で田舎の店舗がどうすれば売上を上げられるのか考えてきたことをブログにできればと思いますので興味ある方は是非見ていってください。ちなみに今回は田舎の飲食店における集客についてのお話です。他業種についてはまた別の会でお話しします。

田舎の飲食店も集客できます。

結論から言うと方法さえ間違えなければ田舎でも集客できます。

ただ都会と比べ人口の少なさや交通面が不便な事を加味したうえでマーケティング活動を行っていく必要があるのでみんなと同じことをしていても集客できないでしょう。では実際にどのような強みを生かして田舎の飲食店は集客するといいのでしょう。一緒に見ていきましょう。

田舎特有のメリットを生かして集客

集客するにおいて一番大切なことは自社サービスとそれを取り巻く環境の徹底的な分析です。では田舎が持つメリットとは何なのか見ていきましょう。

  • 競合が少ない
  • 固定経費を抑えられる
  • 選択肢が少ない
  • 住民がほぼ確実に自動車を持っている
  • 変化が少なくターゲットを絞りやすい

以上の5点ほどが田舎で経営をするメリットになります。かといって箇条書きで書かれても正直ピンとこないと思いますので一つ一つ見ていきましょう。

・競合が少ない

まず田舎は競合が少ないことがメリットです。都会では同じ業種、同じコンセプトのお店が入り乱れており常に比較され、パイの取り合いになっています。
しかし、田舎では新規で起業しようという方も少なく同じ業種の店がそこまで多く立ち並ぶ可能性も低くなります。よって住民のニーズにうまく応えられるサービスを提供できれば価格競争も起こりにくいので独占的に経営を続けることができます。

・固定経費を抑えられる

人件費、店舗の土地代など飲食店を開く上で固定経費は無視できません。しかし田舎であれば都会に比べれば大幅に固定経費を削減することができます。実際私も田舎出身ですが、大学時代過ごした京都市内と時給を比べると100円ほどの差がありました。また土地に関しても都会と全く同じ面積であってもかなり低く購入することができるので固定経費を削減することができます。

・選択肢が少ない

これは田舎に住んだ人間しか正直わからないと思います。都会であれば外食に行く時、デートする時などいろんな選択肢の中から悩んで行動しますよね。田舎ではもう○○ならここ!という風にある程度選択肢が決まっています。当然田舎でも商業施設が立ち並ぶエリアもありますのでその近辺では選択肢が増えますが基本は悩む時間なく「○○食べるならここだね」と暗黙の了解があります。競合が少ないというメリットとも被りますが、つまりあなたの経営する店舗がこの固定された選択肢になれば集中的に集客することができるということです。

・住民がほぼ確実に自動車を持っている

田舎では交通面が都会に比べ発達していないので大抵自動車を各家庭に一台は持っています。よって県外などの遠出には腰が重いですが、自分が住んでいるエリアでの移動は自動車を使うことが多いので都会では距離があると思われるお客様にもアプローチできます。また飲食店には必ず待ち時間が発生します。都会で待ち時間を言い渡されると店を離れるわけにもいかずただ並んでおかなければならないですよね(今はスマホがあるので余裕かもしれませんが)。ただ車があると車内で待機することもできるので店離れさせずに集客する上で見逃せないメリットです。

・変化が少なくターゲットを絞りやすい

都会では去年流行ったお店が今年に入って不人気になり潰れてしまうなんてことは頻繁に起こります。これはトレンドに対応できなかったのが全ての敗因ですが、開店当初からのコンセプトを毎年更新していく事は生き残るためとはいえ至難の業です。よって新規参入企業がどんどん成長しているそばでそのエリアの古株は淘汰されてしまうと言った結果になるのですが、田舎では都会のように競合が多くなくトレンドに左右されにくい特性があるので長期的に狙いたいターゲット層にアプローチしていく事が可能です。

田舎の飲食店が取り組むべき集客対策

では上記のメリットを生かすために飲食店はどのようなことに注力すべきなのでしょうか。以下にまとめましたのでご覧ください。

  • その飲食店しか提供できない価値を見つける
  • 口コミが回る仕組みを作り、新規客とリピーターを確保する

この3点は正直都会でも飲食店の集客において重要な対策ですが、田舎の場合さらに重要な対策になってきます。その理由を深掘りしていきますので一緒に見ていきましょう。

・その飲食店しか提供できない価値を見つける

田舎でのメリットでも見たように田舎では競合と選択肢が都会に比べて少ないのでしっかりとしたターゲティングや多店舗との差別化に成功すると○○と言えばここ!と認知させることができ、半ば独占状態で集客することができます。ただそのためにはしっかりとした土地柄、人柄、競合確認などの分析を行ったうえでその飲食店しか提供できない価値を見出さなければなりません。

例えば鉄板焼きを始めるとします。ただコンセプトを鉄板焼きとしてしまうと正直どこにでもある店と変わりないので付加価値や差別化が必要になります。例えばお酒の種類を増やし、店員に料理と酒の知識を持たせたり家族層をターゲットにして小さい子供が安心して来店できるようにテーブルに鉄板を配置しないことなど簡単なことから取り組めむことができます。その他にも音楽や店舗の雰囲気など五感に訴える施策もありでしょう。とにかく他店舗との差別化ができるように洗練されたコンセプトを考えましょう。

口コミが回る仕組みを作り、新規客とリピーターを確保する

顧客をゲットしたらほったらかしはいけません。その人だけでなく地域全体から○○と言えばここ!と言ってもらえるようにあなたの店舗を気に入った人に口コミを広めてもらいましょう。SNSの投稿やハッシュタグと言ったネット上の対策はもちろん、オフラインで友人を連れてきてくれたら〇%OFFというように次々に顧客増加につながる施策を用意しなければなりません。都会に比べ田舎では昔からその地域に住んでいる人が多いため、住民間の信頼度も高いです。その住民同士で紹介してもらって口コミを広げていく、そして競合や選択肢が少ない田舎ならではのメリットを最大限生かしてリピーターを獲得することができると田舎でも飲食店に集客していく事ができるでしょう。

例外

ただこうした対策を行っていても地形の関係や人口が少ないといった理由で根本的に集客できない場合も当然あります。こうした失敗を防ぐためにまずは飲食店を経営する場所に対する調査やその街の情報をしっかり収集した上で経営を始めましょう。

また反対に何もしなくてもたまたまテレビ局のロケが行われたり、土地開発の関係で一躍脚光を浴びたりとする関係で集客が著しく増加する場合もあります。ただこうした場合も持続した集客を行っていくためにはやはり他店舗との差別化や新規、リピーターの確保に尽力していかなければ長期的集客をすることはできないのでしっかり今やるべきことに取り組んでいきましょう。

結論

いかがでしょうか。

正直田舎には都会と違ったメリットが多数存在します。簡単に言うな!と営業活動をしているとよく言われますがまずは自社の現状をしっかり分析して集客していくための施策を確実に遂行していきましょう。

今回は田舎の飲食店に焦点を当てた話でしたが他業種の集客方法も紹介していきますのでまた気になる人は見ていってください。

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