インスタ広告の費用相場はどんな感じなの?結局目的が何かによって費用相場は変わります
いざインスタグラムの中で広告を打とうと思ってもどのくらい費用がかかってくるのか把握できなければ始められませんよね。
結論を先に言うと広告費用は同じインスタグラムというSNSを用いてもどの課金方法を選択するのかと広告を出す目的によって変化していきます。今回は課金方法と広告種類を確認したのちに目的別にインスタ広告の費用相場を紹介していきます。
課金方法を確認しましょう
始めに課金方法を紹介しておきます。インスタグラムには4種類の課金方法があります。詳しく見ていくとインスタ内に広告が表示されるたびに課金されるCPM、広告がクリックされると課金されるCPC、アプリなどがインストールされると課金されるCPI、動画が再生されると課金されるCPVの4種類に分類されます。課金方法ごとに料金や課金されるタイミングが異なりますので以下の表で紹介します。
CPM(表示課金) | CPC(クリック課金) | CPI(インストール課金) | CPV(動画再生課金) | |
料金 | 約1円(1000回単位で課金のため一回当たりの料金) | 約40円~100円 | 約100円~150円 | 約4~7円 |
このように課金方法によって料金も変化していきます。では次に広告の種類によってどのように料金相場が変化するのか見ていきましょう
インスタ内における広告種類を紹介
インスタグラム内の広告の種類は全6種類です。
- 写真広告
- 動画広告
- ストーリーズ広告
- コレクション広告
- カルーセル広告
- 発見タブ広告
以上の通りです。では各種類ごとにどのような広告なのか軽く説明していきます。
・写真広告
インスタグラムの基本の投稿形態にそって現れる広告です。アプリを開いて最初に目に入るところなのでイメージも付きやすいですよね。
・動画広告
写真広告の動画バージョンです。ただ注意点としては最長で120秒という制限があることです。
・ストーリーズ広告
インスタグラムの基本画面上部に流れているストーリーズという機能内に広告を出すことです。こちらは写真、動画共に1投稿15秒と限られています。
・コレクション広告
写真広告と動画広告と同じくインスタグラムの基本フォーマットに沿って広告が現れますが特徴として、メイン写真(動画)とカタログ的な写真が組み合わさって表示されます。紹介したい商品と実際の使用例などを同時に掲載したい場合におすすめかもしれません。
・カルーセル広告
コレクション広告と同じで写真広告、動画広告と形態は同じですが、1つの広告に複数枚の写真や動画が含まれている点が違いです。アパレル業界で同じアイテムの着回し例を紹介する際に多用されているイメージです。
・発見タブ広告
インスタグラムの検索箇所に飛ぶと、あなたへのおすすめと言わんばかりに興味度の高い投稿が目に飛び込んできますよね。この部分に広告を打ち込んでいくのが発見タブ広告です。
目的別によって広告費用の相場が変わる
ここまで課金方法と広告の種類について見てきましたが結論から言うとインスタ内の広告費用は目的によって変わります。では目的別にどのような差が費用に出るのか見ていきましょう。
・認知度優先!
とにかく自社の認知度を上げたいという方はCPM(表示課金)と広告各種を組み合わせて使いましょう。タイムライン上に1000回表示されてやっと500円~1000円課金されるので不特定多数のユーザーに比較的低コストで認知活動を続けることができます。ランダムでユーザー画面に表示されるのでクリックやCVに繋がるお客様にはアプローチしづらい点がデメリットと言えますが、単に自社の名前や商品名を周知したい場合にはコストも低めでおすすめと言えるでしょう。費用相場としてはかなり安くなります。
・コストパフォーマンスを最優先したい
広告に関してのコストパフォーマンスを最優先したいという企業もあるでしょう。そんな方には CPC(クリック課金) との組み合わせがおすすめです。CPMでは不特定多数に”見られた”瞬間に料金が発生するのに対しCPCではクリックされた時しか課金されません。あなたのサービスに興味を持った人が反応した時限定で課金されるのでより適切な相手にしか費用が発生しないというコスパを考えた広告方法と言えるでしょう。クリックに対し1%ほどが広告の平均CVになっておりますので1人のお客さんを取り込みたいとなると100クリック×100円(クリック単価)で10,000円ほどの課金相場になるでしょう。
ただどれだけインスタ内の広告を魅力的なものにしてクリックにつなげたとしても販売促進できるHPやECサイトがなければCVに繋がらずコストパフォーマンスがむしろ低くなってしまいます。マーケティングの導線を作りこんでいない企業は選択するべきではない広告手法かもしれませんね。
・視覚的にサービスを訴求したい場合
ファッション、美容、ゲーム、HOW TO系など視覚的にサービスと良し悪しやビフォーアフターを訴求したい業界はCPV(動画再生課金)が好まれるでしょう。従来であれば商品の使い方なども文章を読んで理解するのが主流でしたが今では動画を見て真似すればサービスを使用できるようになりました。また1回の再生(動画の8割以上視聴時)につき7円ほどなので同じ広告費用をかけた際、サービスを購入した後の世界をより訴求できるのでユーザーの購買意欲を高めやすいと言えます。ただ写真と違い動画制作にかかる時間や費用、ブランドイメージとマッチした動画が必須になるので広告費用以外の懸念点も増えることは間違いないでしょう。
・アプリのダウンロード数を増やしたい
アプリのダウンロードを増やしたい方はCPI(アプリインストール課金)を選択するのが良いでしょう。CPIはアプリがダウンロードされた時だけ課金されるので確実なCVが見込めます。クリックやインプレッションに左右されることもないのでより確実なユーザー獲得をできるでしょう。適切なマーケティングを施し広告を出した場合よりコスパよく自社アプリを広めることができます。ただアプリをダウンロードしてもらった後にうまく収益を摂れる仕組みをアプリ内に張り巡らせていなければ何の意味もありません。動画と同じくアプリ内のマーケティングや開発費用が写真よりも多くかかることを忘れないでください。
結論:インスタ広告の費用相場を知らないと損する
上記のように企業の宣伝をする目的と各種方法によって費用の相場は変化していきます。露出を上げたいのか購買数にこだわって広告を出していくのかなどきちんとマーケティング活動を行ったうえでインスタ広告を打っていかないと必要以上の費用を払って損をする可能性が高まります。
→マーケティングのやり方はこちら
「とりあえずインスタでしょ」「みんなやってるからインスタで広告を出そう」など短絡的な考えで料金を支払う前に今回の記事を読んでみてください~
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